コミュニケーションは話し合うことから

チャオ上尾ではまず利用者様から意見を聞き出すことから始めています。みんながやりたい事・興味のある事から始めてもらうようにしています。コミュニケーションプログラムもみんなで何が出来るのか・何をしたいのかから始まりました。今回は先月カレーで美味しく出来たから今度は似たようなものでホワイトシチューの意見が出て企画書を利用者様同士で作る事になりました。企画書作りでは料理の作り方や材料を決めるので女性がメインで決めるかと思いきや男性からも意見がたくさん出ました。普段おとなしい40代の男性の方で鬱で自分の事はあまり話さないのですが食べ物の話や好みを話す事には参加出来たりと自分でも気付かない新しい自分を見つけた方もいらっしゃるようです。

自分の自信になる事を見つけよう

コミュニケーションプログラムは何も話すことだけが目的ではありません。コミュニケーションプログラムの題材となった作る事を通すのですから作る事で新たな発見や自信につながる事もあります。50代の女性の方で今は家で自炊することがなくなり料理のうでに不安があった方がコミュニケーションプログラム:ホワイトシチュー作りでまだまだ自分に出来る事を確認して再びやる気をもてるようになられました。

共同作業を通して

共同作業で必要な事は協調性が大事だと考えます。なぜなら一つのことを皆で協力して行うとき、複数の人数で何かを作りあげるときに、必要なものだと思っています。最初に自分のやりたいことばかり聞いていてはやりたくないことの所がいつまでも出来ません。そこをするには誰がするのかではなく、どうすれば出来るのかを考えて利用者の方々に意見を出し合ってもらいました。料理や家事の経験が少なくても訓練してみたいという精神障害の女性が職員の補助を受けながらホワイトシチューのカットから灰汁を取り出したりとよい訓練になったようです。

 

味を調えるには

味の好みは皆さんそれぞれだと思いますが今回はみんなで味をどうするか話し合いあらかじめご飯が進むように少し濃い目で意見を統一しました。意見をまとめるのはみんなが納得できる答えでなくてはなりません。管理職の経験の方は苦労した話をよく聞きます。同じように思った方がいて話を分かち合えるようコミニケーションを経験してみませんか。チャオ上尾では皆さんが色々な経験を話して他の方とコミュニケーションの訓練をしてみませんか。チャオ上尾では色々な方が来られて訓練されています。興味がある方はぜひ一度チャオ上尾に見学にいらしてみてください。職員一同お待ちしております。